2009年11月28日(土)
マイバッグ 買い物中はたたんで 県内スーパーで万引き多発 ポスターで呼び掛け
買い物中、マイバッグはたたんで−。山梨県内のスーパーなどの万引被害が昨年同期の3割増と多発する中、レジ袋の有料化を導入している県ノーレジ袋推進連絡協議会は、マイバッグの適正使用を呼び掛けるポスターとリーフレットを作った。マイバッグを持参しない人が店の買い物かごをそのまま持ち帰るケースもあり、退店時の返却も呼び掛けている。 県警によると、9月末までの万引被害は820件で、昨年同期より207件(33・8%)増加。このうちスーパーでの発生が479件(58・4%)で、昨年より77件(19・2%)増えた。同協議会が行った加盟スーパーなどを対象にしたアンケートでは、商品をマイバッグに入れたまま店外へ出る万引の防犯対策の必要性を挙げる回答が目立った。 協議会が作ったポスターなどは、買い物中のマイバッグの取り扱いをイラスト付きで説明。「マイバッグはたたんだまま」「商品は店のかごに入れて」「マイバッグを使うのはレジに着いてから」など、精算が終わるまでマイバッグは使用しないよう呼び掛けている。 ポスターはA3サイズ、リーフレットはA4サイズ。計4500枚を作り、加盟店舗に掲示するほか、各種イベントで配布、周知を図る。協議会事務局は「万引と誤解されないためにも、マイバッグの使用には配慮してもらいたい」と理解を求めている。
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