岡山放送局

2009年11月27日 19時3分更新

美作豪雨被害の川に補助金


ことし8月に美作市を襲った集中豪雨で崩れた川の堤防などを修復する岡山県の事業に対し、64億円にのぼる国の補助金が交付されることが決まりました。

ことし8月、台風9号による集中豪雨で美作市の山家川では増水した川の水が堤防を越えて周辺の住宅が水に浸かるなど大きな被害が出ました。

山家川の復旧事業は高額になることから岡山県では大規模な災害復旧事業の際に国から補助金を受けられる助成制度の活用を申請して、109億円にのぼる事業費のうち、およそ60%にあたる64億円あまりが国から補助されることが決まりました。

岡山県では補助金を活用して今後4年間で川の周辺の土地を買収して川幅を広げたり堤防の高さを高くしたりする工事に取りかかるということです。

岡山県によりますと、この助成制度を利用して災害復旧で国から補助を受けるのは、11年前の台風で堤防の一部が決壊した津山市の皿川を修復した工事以来だということです。