2009年11月27日 19時3分更新
来年春、就職を希望している県内の大学生の先月末の就職内定率は43点7%で、統計を取り始めた平成7年以来、過去最低の水準にとどまっていることがわかりました。
岡山労働局によりますと、来年の春、県内の大学を卒業し就職を希望している4836人のうち、先月末までに就職が内定した学生は2113人で、43点7%となっています。
これは10月末時点での統計を取り始めた平成7年以来、過去最低の水準となりました。
男女別でみると男子が45点2%、女子が42点4%で、特に男子は前の年の同じ時期に比べて17点5ポイント下回り落ち込みが顕著です。
岡山労働局は「景気の先行きが見えない上、去年は内定の取り消しが問題となったことから、採用側も様子を見ているのではないか」と分析した一方で、「内定率は例年年度末にむけ上昇する傾向にあるが、ことしはどの程度上がるか不透明だ」と話しています。
一方、先月の岡山県内の有効求人倍率は、0点55倍で前の月と同じでした。
仕事を求める人は依然として多いものの求人については郵便業など年末にむけた臨時の仕事が中心となっていて、以前厳しい雇用情勢が続いています。