岡山放送局

2009年11月27日 19時3分更新

津山で正月の飾りづくり

師走を前に岡山県津山市の農家では、正月用のお飾りづくりが最盛期を迎えています。

津山市新田の農業、神崎義夫さんは、30年ほど前から夫婦で正月用のお飾りづくりに取り組んでいて、ことしも今月初めから作業を始めました。

お飾りづくりには、穂が出る前に刈り取って乾燥させた青い色の残った特製のわらが使われます。

神崎さんは、青いわらを束にして手馴れた手つきでより合わせて編み上げ、次々と形を整えていきます。

このあとお飾りの中心に装飾用の松竹梅や金銀の水引、それに豊作を願う稲穂などが取り付けられて仕上げられます。

神崎さんは、来月中旬までに玄関や神棚などに飾る3種類の正月飾りをあわせて1000個ほど作るということです。

神崎さんは「よい年が来るように一生懸命つくっています」と話していました。

できあがったお飾りは、農協を通じて来月上旬から津山市の市場に出荷されます。