講演で「阪神はダントツＶかＢクラス」と語ったオリックス・岡田監督
オリックスの岡田彰布監督（５２）が２６日、神戸市中央区のデイリースポーツ神戸本社で行われた社員研修で、現代のリーダー論についての特別講演を行った。講演の中では古巣・阪神の来季成績について「断トツで優勝するかもしれないし、もしかしたら５、６位までいってしまうかもしれない」と予想。一方でオリックスについては、最下位からの逆襲に改めて自信を見せた。
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岡田監督がまたも阪神への鋭い舌ぽうを飛ばした。講演の最後に設けられた質問コーナーで、社員から来季の阪神について聞かれた指揮官は、オリックス監督としてよりむしろ、解説者の目線で分析。「来年の阪神は悪くても３位に入るとは言いにくい。９０勝して断トツで優勝するかもしれないし、もしかしたら５、６位までいってしまうかもしれない」と予想した。
根拠は意外にも、大型補強となった城島の加入だ。「オレやったら城島は取らないですよ。戦力は確実にアップする。でもどっかがおかしくなりますよ」と説明。戦力的には間違いなくプラスだが、一方で大物加入でチームにひずみが出る可能性もゼロではない。
前例としては宿敵・巨人を挙げる。「何年か前の巨人みたいなもの。勝てなくなるかもしれませんよ」。かつては他チームの４番、エースを獲得し続けた巨人は、結果が出ずに苦しんだ時代もあった。大物選手の加入によって、すべてが万全に機能するとは言い切れないというわけだ。
一方、自軍については「オリックスの方が安定感あるよ。期待してもらって結構です」と言い切った。秋季キャンプでの戦力把握を終え、新指揮官には自信がみなぎっていた。
(２００９年１１月２６日)