外国人に人種差別発言で起訴の男、「冒とく罪」認定
男は7月10日午後9時ごろ、同じバスに乗っていた聖公会大学研究教授のインド人男性に「アラブ人は汚い」「においがする」など人種差別的発言をしたとして、略式起訴された。国内司法史上、初めてのケースで、社会的に大きな波紋が広がった。
裁判部は、被告人が特定の宗教や国籍の外国人に対する嫌悪感を示すような発言をし、被害者を侮辱したと認めたが、自らの過ちを認め反省していることを考慮し、略式命令で事件を終結することが望ましいと説明した。
被害者の男性は「韓国社会に根強く残っている人種差別問題を公論化し、自らを振り返る契機になってほしい」と話した。