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自民党欠席の中、法案審議進む
国会は27日、自民党が求めている党首討論や鳩山首相の偽装献金問題での集中審議開催で与野党間の折り合いがつかないため、自民党が一部の法案を除いて審議に応じないまま法案の採決が進んでいる。
27日朝の参議院厚生労働委員会では、肝炎対策基本法案が全会一致で可決され、週明けの参議院本会議で成立する見通しとなった。しかし、この後の新型インフルエンザ対策法案の審議では、自民党が退席し、与党と公明党などで審議した後、昼過ぎに法案を可決した。
また、参議院財政金融委員会では、自民党が欠席する中、中小企業金融円滑化法案、いわゆる「返済猶予法案」が与党と公明党などの賛成で可決された。来週の参議院本会議で成立する見通し。
ただ、国会の会期は30日までで、郵政株式売却凍結法案などを成立させるためには会期延長は避けられない状況で、与党側は30日に延長日数を決める予定。
一方、自民党は27日朝の総務会で、政治資金問題や外交・安全保障問題に関するプロジェクトチームを党内に立ち上げることを決めた。国会閉会後も、鳩山首相の偽装献金問題や沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地移転をめぐる政府の対応などを追及したい考え。
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