【テヘラン=共同】イランメディアは26日、中国石油大手の中国石油化工がイランの石油精製施設建設に約65億ドル(約5640億円)を投資する覚書をイランの国営企業と交わしたと報じた。核交渉の難航で米国などが、イランが輸入に頼るガソリンなどの禁輸を検討しており、投資が実行されればイランには大きな支援となりそうだ。
投資方法などは明らかになっていないが、イラン側は2カ月以内に交渉がまとまるとの見通しを示している。
世界第4位の産油国でありながら、精製施設の不足で消費の4割を輸入しているイランは、約230億ドルを投じて精製施設7カ所を新設する計画という。さらに、稼働中の施設の改装に約120億ドルをかけて、1日当たりの精製能力を現状の156万バレルから330万バレルに倍増させると報じている。(12:47)