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近鉄子会社の従業員10億円着服 横領容疑で告訴

2009年11月27日16時15分

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 近鉄の子会社でビル管理会社「近鉄ビルサービス」は27日、30代の男性従業員が会社の資金約10億5千万円を自らの個人名義の口座に振り込んで着服していたと発表した。同社はこの従業員を懲戒解雇し、同日、業務上横領容疑で大阪地検に告訴状を提出した。

 同社によると、この従業員は経理部門に在籍していた08年4月から今年11月の間に、計70回にわたり、不正に会社の資金を個人口座に振り込んでいた疑いが持たれている。会計帳簿上で会社の資金が大幅に減っていることから社内調査をして発覚。従業員は「全額を投資に使った」と話しているという。

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