2009年11月27日 9時7分更新
和歌山東警察署は、地域課の巡査が勤務中に、自分が担当する地域の住民約40人分の住所や氏名などが記されたリストを紛失したと発表しました。
リストを紛失したのは、和歌山東警察署の地域課に所属する20代の男性巡査です。
和歌山東警察署によりますと、巡査は今月23日の午後11時すぎ、「酒を飲んで暴れている人がいる」という110番通報を受けて、同じ課の30代の巡査長とともにパトカーで現場に向かいました。
その後、警察署を経由して再びパトロールに出て、24日の午前3時ごろから仮眠をとりました。
そして午前6時50分ごろ、パトカーの車内を掃除した際に、リストをはさんだバインダーを紛失したことに気づいたということです。リストには、この巡査が担当する地域の住民約40人分の住所や氏名などが記されていたということです。
巡査は「110番通報を受けて向かった現場で、バインダーをパトカーの屋根に置いたことは覚えている」と話しているということで、和歌山東警察署は、巡査らがその後、バインダーを置き忘れたままパトカーを走らせた可能性が高いとみて、周辺を捜索していますが、バインダーはまだ見つかっていません。
和歌山東警察署の服部哲也副署長は「あってはならないことが起きてしまった。再発防止を徹底したい」と話しています。