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「セリフ無断使用」訴訟:松本零士さんおわび、槙原敬之さんと和解

 漫画「銀河鉄道999」のセリフを歌詞に無断使用したと決めつけられ、名誉を傷付けられたとして、歌手の槙原敬之さん(40)が漫画家の松本零士さん(71)に2200万円の賠償などを求めた訴訟は26日、知財高裁(中野哲弘裁判長)で和解が成立した。松本さんが、槙原さんの社会的評価に影響を与えたことについて陳謝の意を表明する内容。

 槙原さんの代理人は「槙原さんが歌詞を使用することに異議を唱えないことも盛り込まれた」と説明。松本さんの代理人は「謝罪ではないが、お互いの立場を尊重し松本さんがおわびする内容」と話している。金銭の支払いはないという。

 問題となったのは、槙原さんが作詞・作曲した歌「約束の場所」の「夢は時間を裏切らない、時間も夢を決して裏切らない」との一節。松本さんは「漫画の『時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない』というセリフの無断使用」と発言。東京地裁は08年12月、「槙原さんが漫画の表現に頼って歌詞を作成したとは認められない」として、松本さんに220万円の賠償を命じていた。【伊藤一郎】

毎日新聞 2009年11月27日 東京朝刊

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