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ジャケットの不思議、まだ、いろいろあります・・・

脇ポケットにふたがある理由

メンズスーツには多くのポケットがあります。ハンドバッグなどを持たない男性にとっては便利なものですね。
普段よく使う脇ポケットにはフタが付いています。このフタは、なぜついているのでしょうか。

そもそもポケットが今のように付いたのは、17世紀半ばだと言われています。それから近世になって軍服の影響でポケットにフラップ(フタ)が付きました。これは雨水の浸入を防ぐために付けられました。
これが一般の人々の服にも影響を与えました。

また、その後で登場したカントリージャケットにも雨水よけのフラップが付いていました。そうした構造を受け継いだのが、今のスーツの脇ポケットです。
雨水の浸入防止の為なので、現代の人には無用かというと、そうでもなくポケットがだらしなく開いているのを防ぐ働きをしています。
ただ、パーティーなどフォーマルな場にはふさわしくありません。タキシードにはフラップが付いていないよう優雅な雰囲気の場ではこのましくありません。

ですから、スーツで改まった席に臨む場合は、フラップをポケットにしまい込むのが良いとされています。そうすることでスーツのフォーマル度がアップします。

上衣とズボンが共布の理由

現在、スーツと言えば一般的に上下共布のものを思い浮かべますが、共布で作られた物とは限りません。
例えば、昼間の準礼装の「ディレクタースーツ」は黒の上衣にグレーのベスト、縞のズボンの組合せです。また、昼の正礼装の「モーニングコート」も同じような組合せです。これらの格調高い装いは、上下を同じ素材で作ってしまうのはいかにも安直であり、手抜きと考えられていたからです。余裕と経済力のある人々(貴族)のお洒落だったのです。

続く・・・

「ジ・アフタ」より転載・一部加筆

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