Winnyまとめページ(2)
Winnyとは何か?/本体バックアップ
国内産のファイル共有ソフト。
雑誌などに多数掲載され、今となっては定番のP2Pソフトの一つ。
2002年5月に公開され、2003年5月からWinny2となる。
匿名掲示板サイト「2ちゃんねる」のダウンロードのカテゴリにいた47氏(掲示板発言番号からそう呼ばれるようになった)が開発した。
マスコミやメディアはファイル交換ソフトとして取り上げているが、厳密には交換ではなく共有ソフトである。
中央サーバーを介さないP2Pソフトだが、WinMXなどと違い、ファイルをいったん暗号化する。
さらにこの暗号ファイルを関係ない第三者を経由してバケツリレー方式で行う。
このため誰がどのファイルをどうやって送信・受信又は転送を送ったかがわからないので非常に匿名性が高い。
キャッシュがファイルと同じ容量になったら転送完了。(ネットワークの通信上、特定は不可能ではない)
受信したファイルはキャッシュとして溜め込む。独自形式なのでダブルクリックしても展開することはできない。
キャッシュをすぐに消す人は嫌われる。なぜなら、通信にたくさん貢献しているほど優先度が高まり、ピラミッドの上の方にいける。
ファイアーウォールの関係で、都合上ポートを開くことができない状態(ポート0)でも
Winnyネットワークに参加することができる(もちろん通信制限あり)
Winny独自の機能の一つとして「クラスタ」というシステムがあり、これを設定するとそのジャンルの人とつながりやすくなり、効率がいい。
また掲示板としても機能もある。これも、サーバーを使わずに匿名で掲示板を立ち上げることができる。
便利なツールだが、違法なファイルをやりとりする人が後を絶たない。
2003年11月、警察もこのままではまずいと思ったのか、見せしめのためにゲームソフトと映画を共有した容疑で2人を逮捕。
この事件は、Winnyを中途半端に使用していたユーザーたちに大きな影響を与え、当時利用者は激減した。
しかしその後も利用者は増え続ける。逮捕者が出るなんてことは
雑誌にとって記事にしやすいこともあり、その助力もあってか現在もユーザーが増え続けている。
2004年5月に、Winnyの作者(「47氏」)が逮捕された。理由は、「違法ファイルが簡単にやりとりできるソフトを作ったから」
つまり著作権侵害行為の幇助罪。今までに、何かを作った開発者側が逮捕されたケースはない。
【Winny1】winny114.zip
【Winny2】winny2b66.zip/winny2b7.zip/winny2b71.zip
【簡易説明】ny.html
【初期ノードリスト】 Winny初期ノード
【推奨無視リスト】Ignore.txt
【公式サイトログ】Winny2 Web Site(BackUp)
【逆解析ソース?】Winny2b66src0000.zip
【カスタムWinny】Winny2β7.1 Custom4/Winny2β7.1 Custom5/Winny2β7.1 Custom6
【Winny2p】Winny2p_b72_000.zip/Winny2β7.24
Winny初の逮捕関係まとめ
2003年11月27日に、ファイル共有ソフト『Winny』で初の逮捕者が出ました
【報道/ニュース関係URL】
2003年11月27日に何があったのか?
16:00:Winny公式が突然消される
18:00:TBSニュースの森「WinnyでGBAソフトを流した愛媛の19歳を逮捕」
19:00:NHKニュース7「Winnyで映画を流した群馬の41歳を逮捕・愛媛でも19歳を逮捕」
20:00:ACCSで公式発表「GBAボンバーマンストーリー」「映画ビューティフルマインド」
20:30:インプレス「9月でのWinMX裁判でプロバイダ責任法で判決が出た」
21:00:読売新聞「製作者も家宅捜索」22:00:ダウンロード板がほとんど繋がらなくなる
23:00:毎日新聞「映画ビューティフルマインドだけで被害総額2億3000万円」
朝日新聞「府警は独自で暗号を解読し発信者を特定」24:00:Winny初期ノードも停止@2003年11月27日、Winny公式サイトが突然閉鎖@
以前にも「サイトがなくてもやっていけるか」みたいな理由で一時閉鎖されたことがあり、
ユーザーは少し戸惑いながらも、まあ大丈夫だろうと高をくくっていた・・
「やばいんじゃない?」「落ち着け、すぐに復活する」「どうでもいい」いろんな意見が飛び交った
突如何の前触れもなくTBSでWinny利用者が逮捕されたと報道
「おい、今すぐTBS見ろ!!」「ウソ!?マジかよ!!」「Winnyでもついに逮捕者が・・・」
当然誰もが驚いた。公式サイト閉鎖された日に逮捕者。一概に偶然とは言えない
「でも、あれはWinnyで落としたファイルをWebページに上げててそれで逮捕されたんだよ」
「別件逮捕」「TBSの捏造報道」いろんな見解が飛び交い、それほど大きな祭にはなってなかった
ACCSが公式発表「Winnyによる送信可能可権侵害で逮捕」
ダウンロード板は大混乱。匿名性が極めて高く、そう簡単に逮捕は出来ないだろう、
と思われてたWinnyで逮捕者。例え見せしめであっても逮捕には変わりはない
後を追うようにWinny作者が家宅捜索されたというニュースが入ってきた
そうなったらソースコードも警察に渡ってるかもしれない。作者も逮捕される可能性がある
ダウンロード板は完全に収集がつかない状態になり現在に至る
逮捕者が出たことによりその後どうなったのか
匿名、匿名と言われていたWinnyについに逮捕者が出た。
画像1/画像2/当時の状況を表すとこんな感じ
逮捕された人はなぜ身元が割り出されて捕まったのだろうか。
それは共有していたファイルに自分の名前を入れていたことが原因だった可能性が高い。
画像1/画像2
野放しにされていたファイル交換・共有の世界に警察側がけん制をしてきたようです。
元々Winny自体は違法ツールではないし、Winnyが使えなくなることはないので慌てる必要はないでしょう。
Winnyに参加しただけで摘発も?
しかし開発者である47氏が家宅捜索された方が重要だで公式ページを見てわかる通り
Winnyのソース(プログラムの設計図)が警察関係者に渡った可能性が高く
Winnyの未来がかなり怪しくなった。 取調べにより、作成の停止を要請されたようなので、
正式なバージョンアップは二度と出なくなることが明らかになった。
Winnyを使っていて「新しいバージョンとの接続があります」と出たらそれは改造品です。
【参考】
後に、ネットワークセキュリティの専門企業であるネットエージェントが暗号を解読したと発表
しかし実際47氏自らも「暗号は簡易的なものなので、やろうと思えば簡単に解ける」
みたいなことを言っていた事実があるので今さら「解読した!」と言った所で重要視する必要はないと思います。
関連記事:Winnyの暗号を解読してブロックできる「One Point Wall」リリース
ISP側の対策
一部のプロバイダーも対策をしだしてきたようです 。
3/23日にNHKでクローズアップ現代Winny特集 「ネットにあふれる違法コピー」が放送され
ますますWinny利用者は増え続けると見られる
もちろんこの放送もWinnyネットワークで流れているので見たい人は「クローズアップ現代」で検索するか以下のハッシュを登録してください。
[NHK] クローズアップ現代 1885 「違法コピーがネットを駆けめぐる」 Winny特集
- NHK総合(2004-03-23)(含天気予報南美たん).mpg
312,120,172 09386075c29e9ec8143afa6594dee146
クローズアップ現代 winny特集.wmv
367,944,528 8a60941d99d8259057c35ae54f83e593
(祭)20040323 NHKクローズアップ現代 「ネットにあふれる違法コピー」(divx5.05+mp3).avi
60,119,052 ff8c44e5dc539bbd3f1d2a7c5c86d508
本物→[TV] クローズアップ現代Winny特集 「ネットにあふれる違法コピー」 (DivX505
VGA).avi
238,326,298 4805cd5dfbc8df9d892a53a6c3156e4
使い方を誤ると個人情報漏洩に
デスクトップをキャプチャしてWinnyネットワーク上に流すW32.HLLW.Antinny.Gがここまで猛威を振るっています。
京都府警の警官が、捜査情報などの情報を個人のPCに保存した状態でこのウイルスにひっかかってしまったようです。
【画像1/画像2 】-【動画その1/動画その2/動画その3】
情報がファイル共有ネットワークで一度広がってしまうと回収は不可能(もみ消しができない)なため、
今回の情報漏洩の件と京都府警がWinnyに叩きつけた挑戦状―「われわれはすべてを解き明かした」の記事とを
並べられて多くの人に批判されています。
■ 陸上自衛隊の内部資料が流出
陸上自衛隊第1普通科連隊(東京都練馬区)の内部資料がWinnyによりインターネット上に流出
同隊幹部が帰宅後、私物のパソコンでインターネットに接続しウィニーを使用中、隊員の情報データが流出した。
・陸自内部資料が流出 ファイル交換「ウィニー」で誤提供
・陸自隊員名簿など流出 「Winny」使用の幹部から
・<データ流出>「ウィニー」で秘密文書など閲覧可能
・データ流出:「ウィニー」で秘密文書など閲覧可能
・自隊員名簿など流出 ファイル共有ソフトに(Yahoo! Japan)
・陸上自衛隊の内部資料、2002年11月に「Winny」で流出 (InterNet Watch)
画像ソース:1-2-3
■ NTT東日本
NTT東日本の公衆電話番号7件がWinny上に流出 (InterNet Watch)
■ NTT東日本
日本郵政公社、郵便物の誤配状況などを「Winny」で流出 (InterNet Watch)
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