故意に事故、保険金詐取　私立大生ら５容疑者逮捕

　仲間同士で故意に交通事故を起こし保険金をだまし取ったとして、愛知県警交通指導課と名古屋・昭和署は２６日、詐欺の疑いで、私立大学生３人を含む名古屋市在住の１９〜２５歳の男５人を逮捕した。

　捜査関係者によると、５人は共謀して今年９月ごろ、名古屋市瑞穂区で、２台の車でわざと追突事故を起こし、「けがをした。首が痛い」などと保険会社に申告し、治療費など約２０万円をだまし取った疑いが持たれている。５人のうち一部は容疑を否認しているという。

　捜査関係者への取材では、５人はアルバイトなどを通じて知り合ったとみられ、うち３人は県内の同じ私立大学の学生。５人のうち一部が絡んだ交通事故がほかに数件あり、同様の手口で保険金詐欺をした可能性があるとみて調べる。

　事故の程度の割に治療が長期間にわたったことなどを不審に思った保険会社から連絡を受け、県警が捜査していた。