小泉被告の告白文の全文です。
<転載開始>
私の事件の記事を起訴後、初めて読んでガク然とした。それは、記事の内容の半分はデマ(うそ)だったからだ。私が供述(話)していない事が多数、本人供述として記事になっている。警察がここまで悪意のあるデマをマスコミに流すとは想像していなかった。その中でも一番許せなかった事は、次の通りである。私の供述によると、チロが保健所で虐殺されたのは、父親が保健所に処分を依頼した為と書いてあるが、これは全くのデマである。 チロは妹が散歩中に犬捕り(野犬狩り)に捕られたのだ!それで俺と親父は直に保健所へチロを迎えに行った。保健所には女の事ム員がいて、にこやかな顔で“柳井で捕まえた犬は岩国へ連れて行くからここにはいない。犬は1週間は殺さない。今日は金曜日なので、月曜日に岩国へ迎えに行くように”と言った。それで、親父が、多分、月曜日に岩国へ迎えに行ったが、チロは既に虐殺されていたのだ!
チロは首輪をしていたんだぞ!しかも、狂犬病の予防注射をした証のプレートなどを首輪に付けていたのに!なぜ、犬捕りはチロを捕まえた!なぜ、保健所は予防注射をしたチロを殺した!絶対に許さない! 俺は厚生省(厚労省)の官僚どもを死んでも絶対に許さん!死して屍が朽ち果てようとも絶対に許さん! 最後に、チロは茶色い犬ではない!真っ白い犬だ!
2009年11月25日 小泉毅
<転載終了>
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009112601000895.html
マスコミのコンプライアンス意識の低さにもあきれますが、それ以上に問題なのは、この事件の分析があまりにも非科学的なことです。
報道を見る限り、事件の真相に全く近づけていないというのが私の感想です。
結論から書きます。小泉被告が本当のことを記しているとしたら、小泉被告が子供の頃に「押し殺した怒り」が数十年の時を経て爆発したのがこの事件です。
香山氏は、上司から突然のプレゼンを指示され失敗しても「自己責任」としています。「私は若者が嫌いだ」と公言してはばかりません。こういう冷酷な「香山リカ教」が、このような冷酷な犯罪を生み出すことに香山氏は気づき、言論界や精神医療界から退場すべきです。
私は今、友愛社会を築く基本となる友愛理念をまとめています。それは、私が考え出したものではなく、先人が残してくれた貴重な教えを整理したものであり、「香山リカ教」やカルト教とはレベルが違い、欧州連合(EU)創造の基本となった理念とも一致するものです。
その「知財」の一部を紹介します。元になっている考え方は、私がクリスチャンとして学んだキリスト教の教えであり、多くのクリスチャンが共有している考え方です。
<引用開始>
日本人は「赦す」でも、「赦さない」でもない「(怒りの感情を)押し殺す」ことが美徳のように言われますが、この「押し殺す」という行為ほど危険なものはありません。なぜならば、心の「はーとディスク」に溜まった、押し殺された怒りの気持ちは、いずれ爆発するからです。(無差別殺傷事件の犯人に「押し殺された怒りの感情」がなかったでしょうか。検証が必要です。)「はーとディスク」という記憶装置から消去されない「押し殺された怒り」は、30年、40年後に爆発することさえあります。(厚生次官殺害事件の犯人は、少年時代に愛犬を保健所で殺されたという感情から犯行に及んだと供述しています。)
怒りを「押し殺す」「我慢する」という行為は、一見正しいようですが、爆発以外にも個人の心の動きに大きな影響を与えてしまうのです。それは、自分自身に怒りを向けてしまうという動きです。「原因をつくったのは私かもしれない」「自分はダメな人間なのかもしれない」など、自分が自分自身を崩壊させてしまう基となる不要な「自己嫌悪感」を生み出してしまうのです。
ほとんどのうつ病の主な原因は、この「自らに向けられた怒り」なのです。「自らに向けられた怒り」はうつ病だけでなく、高血圧症や潰瘍、偏頭痛などの異常も生み出す実に恐ろしい感情であることを私たちは、再認識しなくてはならないのです。
政権交代も社会に対する正しい怒りが成し遂げたものです。小泉被告の告白が本当であるとするならば、怒りの念を持つのは当たり前です。連続殺傷事件という犯罪に至る前に、「香山リカ教」のような非科学的なカウンセリングではない、科学的で本物のカウンセリングを受けることができていれば、この悲惨な事件は防ぐことができたと日本国民誰もが認識してだきたいと思います。
<引用終了>
日本人はこれまでだまされてきました。「もっと消費しろ」「強きものにひれ伏せ」「勝つためなら何をしてもいい」という読売的エゴイズム容認主義に毒されてきました。マスコミが「あいつは悪者」と決めつければ、読売的エゴイズム容認主義に毒された人間は、自らが匿名テロリストと化し、加害者の関係者に襲いかかるように育てられてしまいました。
こういう世の中では、正常な怒りの念は異常なほどに増幅します。そして必ず悪い結果を生み出します。(以前の私がそうであったように)
政権交代も社会に対する正しい怒りが成し遂げたものです。小泉被告の告白が本当であるとするならば、怒りの念を持つのは当たり前です。連続殺傷事件という犯罪に至る前に、「香山リカ教」のような非科学的な「自己責任」カウンセリングではない、科学的で本物のカウンセリングを受けることができていれば、この悲惨な事件は防ぐことができたと日本国民誰もが認識してだきたいと思います。