5月に代理出産を果たした53歳の母親と27歳の娘、カメラの前で異例の記者会見
2009年5月に代理出産を果たした53歳の母親と27歳の娘が25日、素顔で会見に臨んだ。
代理出産を依頼した娘は「悩んでいる方たちの悩みが、少しでも軽くなればいいかなと思って、顔を出して公表することにしたんですけれども」と話した。
25日、カメラの前で異例の記者会見を行ったのは、2009年5月に代理出産を果たした53歳の母親と27歳の娘。
代理出産を行った母は「娘を母にしてやることが、やっとできました。長い長い夢がかなって、今は本当にほっとしております」と話した。
27歳の娘は、1歳の時に病気のため子宮を摘出し、子どもが産めなくなったという。
そのため、長野県の諏訪マタニティークリニックで、娘の卵子と夫の精子を体外受精させ、受精卵を実母の子宮に移植する方法を取った。
そして2008年9月、実母は無事、妊娠。2009年5月に代理出産を果たした。
娘は「(母親になった実感は?)わたしが抱っこしたら、ピタッと泣きやんで笑ってくれたりするとき、本当にわたしが母親なんだなっていうのをすごく実感します」と話した。
代理出産をめぐる議論が進まぬ中、あえて素顔で会見に臨んだ親子。
母は「法整備をしていただいて、わたしたちみたいな患者が代理出産ができるところまでいってほしいなと...」と話した。
(11/25 19:47)