10年近く前だったかもしれないが、Dr,K,Kに
「シカゴのペンショーに一緒に行こう。」と誘われた。
英語も出来ず、基本的に海外は余り好きではない私は、
「いや〜、私は結構です。」と。
古山画伯からも
「自分自身で経験することで何かが変わり、いい経験になるよ。」とも言われた。
Dr,K,Kこと剣先クラブ創始者の樫本さんは、鳴かず飛ばずの私を見て、先達として救いの手を差し伸べてくれたのである。
ところが、ところがである。
この俺は頑固者というより、変人である。
Dr,K,Kの優しさ、先達として森山をアメリカデビューさせ、少しでも有名にさせてやろうという思いは充分判っていたし、有難いと感謝もしたのだが、有名になどなりたくなかった私は、何度も優しく声をかけてくれたDr,K,K
と古山画伯にお断りしてしまったのだ。
私がモンブランを辞めてしたかったことは、使い手に合わせて研ぎ出すことだったから。
それが私にとってベターでなく、ベストだったから。
この不況下、今のベストなフルハルターを何時まで続けられるかは、神のみぞ知る世界ではあるが。
そんな不義理をした私ではあるが、Dr,K,Kは見捨てることなくお付き合いをしてくれている。
アメリカの万年筆の世界に詳しくなられたDr,K,Kのお勧めで購入したのが、7〜8年前(?)。
とっても有名な“Fultz”の限定作品が以下の2点。
画像をご覧ください。
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