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「小児科」医療機関、病院・診療所とも減少−医療施設調査

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 「小児科」を標榜する病院・診療所が、引き続き減少傾向にあることが、厚生労働省の調べで分かった。小児科を標榜する一般病院は2905施設、一般診療所は2万2503施設。一般病院は前回調査(2007年)から110施設減少、一般診療所は前回調査(05年)から2815施設減少した。一般病院の年次推移を見ると、ピークは1990年の4119施設で、93年以降一貫して減少し続けている。同省では、昨年4月の診療科名改正により、年次推移と単純比較はできないものの、「減少傾向にある」と話している。

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 同省が11月26日に公表した「2008年医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況」で明らかになった。
 「産婦人科」「産科」を標榜する医療機関も、一般病院1319施設、一般診療所3555施設で共に減少傾向にある。
 これに関連して、08年9月中に「分娩(正常分娩を含む)」を実施した施設数を見ると、一般病院1126施設(05年9月比195施設減)、一般診療所1441施設(同171施設減)だった。また、分娩件数に占める帝王切開娩出術件数の割合は、一般病院23.3%(1万1089件)、一般診療所13.0%(5553件)で、分娩の状況調査を始めた1984年から年々増加している。増加要因について同省では、出産年齢の高齢化や、産科技術の向上が考えられるとの見方を示している。

 医療機関が標榜する診療科名については昨年4月、身体の部位や患者の疾患など、一定の性質を有する名称を診療科名とする柔軟な方式に改められた。この影響を考慮し、同省では診療科目別統計表について、年次推移の単純比較は行わないとしている。


更新:2009/11/26 23:05   キャリアブレイン

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