「事業仕分け」後半戦3日目 「思いやり予算」の中の基地従業員の給与水準「見直し」
政府の「事業仕分け」は26日、後半戦3日目が終了し、焦点となっていた在日アメリカ軍駐留経費の日本側負担、いわゆる「思いやり予算」の中の基地従業員の給与水準について、「見直し」との結論が出された。
蓮舫参議院議員が「調査の努力はできなかったということでしょうか」とただすと、担当者は「独自に私どもが、調査を十分にできていなかった面もあるかと思っています」と答えた。
議論では、仕分け人から、基地従業員の給与水準について、「各地域での同じ職種と比較するべきだ」、「国家公務員の給与体系に準ずるのをやめるべきだ」などの指摘が出された。
その結果、12人の評価者が一致して、「見直しを行う」との結論を出した。
日米同盟にかかわる問題からか、制度そのものへの評価や具体的な金額の規模などの根幹にかかわる部分には触れなかった。
民主党の枝野元政調会長は「このことについては、もっと大きな中長期的な話になると思います。つまり、特別協定もありますし、労使交渉もある話なんですから」と語った。
(11/26 20:59)