音声ブラウザ専用。こちらより記事見出しへ移動可能です。クリック。

音声ブラウザ専用。こちらより検索フォームへ移動可能です。クリック。

NIKKEI NET

防衛相「辺野古のへの字も言ってない」 普天間問題で発言修正

 北沢俊美防衛相は26日午前の衆院安全保障委員会で、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「日米合意案を基盤として第3の道をと言っている。私は辺野古のへの字も言ったつもりはない」と述べ、現時点では、キャンプ・シュワブ(同県名護市)沿岸部に移設する現行案を容認していないとの認識を示した。公明党の佐藤茂樹氏への答弁。

 防衛相は10月27日、首相官邸で記者団に「日米合意案が国外・県外(移設)という選挙公約を全く満たしていないと認識するのは少し間違いだ」と述べ、現行案の容認を示唆していた。鳩山由紀夫首相が沖縄県民の総意を尊重する考えを重ねて示しているため、発言を修正したとみられる。

 また、自民党の中谷元氏が来年1月24日の名護市長選前の決着を求めたのに対し、防衛相は「沖縄県民の意向を推測できるなら、これを無視して駆け込むのは政治判断として極めてひきょうだ」と強調。できるだけ早く結論を出すべきだとしつつも、沖縄県民の意向を尊重する考えを示した。 (14:05)

関連特集

関連記事