3敗目を喫した森麗=福岡国際センター
「大相撲九州場所11日目」(25日、福岡国際センター)
史上ワースト38場所連続負け越し中で、入門後初勝ち越しに王手をかけていた東序ノ口16枚目、森麗(22)=もりうらら、大嶽=が6番相撲に挑んだが、藤の海に寄り切られた。3勝3敗となり、13日目以降に取る7番相撲で勝ち越しに挑む。
民放テレビ局の要請で、相撲協会が序ノ口力士の取組としては異例のビデオ撮影を行うなど注目されている。期待に応えられず森麗は「当たって出ようと思ったけど、組んでしまった」と消え入りそうな声で話した。
一方、同部屋の珍改名第1号、東三段目34枚目の右肩上(21)=みぎかたあがり=は4勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。吉野から改名して3場所目。今場所は字画を考え、送りがなの「り」を外した。ようやくの勝ち越しに「やっとゲン直しができた。森麗よりも(勝ち越しが)後じゃねえ」。森麗も続けるか。
(2009年11月25日)