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首相の別団体でも虚偽記載=母・姉の献金隠す−秘書を聴取・東京地検

11月25日12時27分配信 時事通信

 鳩山由紀夫首相の関連政治団体「北海道友愛政経懇話会」(室蘭市)が、鳩山氏の母と姉から受けていた年間150万円ずつの献金を、政治資金収支報告書に記載していなかったことが25日、関係者の話で分かった。隠した献金額は、少なくとも2年間で600万円に上るとみられる。
 東京地検特捜部は、会計責任者を務める鳩山氏の私設秘書から任意で事情聴取し、会計帳簿の提出を受けるなど捜査している。関係者によると、私設秘書は事情聴取に対し、虚偽記載を認めたという。
 同会の収支報告書によると、首相の母と姉は2004年、個人が年間に1団体に寄付できる上限の150万円を献金したが、05年以降には記載がない。しかし、関係者によると、同会は05年以降の少なくとも2年間、母と姉からそれぞれ150万円ずつ献金を受けたのに、報告書に記載していなかった。
 記載しなかったのは、鳩山氏の複数の政治団体がそれぞれ上限額の献金を母と姉から受けていたことが、一部の報道で脱法行為と批判されたことがきっかけだったという。 

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最終更新:11月25日13時7分

時事通信

 

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