県教委が教諭ら４人懲戒処分に　うち３人がわいせつ行為

　県教委は２５日、女子児童にわいせつ行為をして逮捕、起訴された岡崎市の小学校教諭を免職とするなど、４件の懲戒処分を発表した。うち３件がわいせつ行為だった。

　免職となったのは岡崎市六ツ美南部小教諭の江畑雅導被告（２９）。県教委などによると、同市内の路上で８月２０日夕、別の小学校の女児（１０）に下半身を押しつけたとして、強制わいせつ容疑で逮捕、１１月４日に同罪で起訴された。

　また、長久手町の路上で１０月、自家用車内で下半身を露出して自転車の女子高校生に見せたとして、公然わいせつ容疑で逮捕された緑丘商業高の男性教諭（５３）を、停職６カ月とした。教諭は罰金１０万円の略式命令を受けた。

　さらに、幡豆郡の中学校の臨時男性講師（２５）が１２日、県迷惑防止条例違反容疑で書類送検されていたことも判明。講師は１０月２２日夜、安城市内のディスカウント店で、ペン型カメラを使って女性２人のスカート内を盗撮したとされ、県教委が停職３カ月とした。

　このほか、隣人とのトラブルから隣家の車に鍵で傷を付けたとして器物損壊容疑で逮捕され、罰金２０万円の略式命令を受けた幡豆郡の中学校男性教諭（４５）を停職１カ月とした。

　停職の３人は退職届を提出、県教委は２６日付で受理する。県教委は「停職の処分内容は、過去や他県の同種事例を基に判断した」と説明している。