井岡プロ3戦目は超異例!世界戦差し置きメーン
ハンマーを振り下ろす井岡一翔のプロ3戦は世界戦を差しおいてのメーンだ |
◆ 12・29、国重と“世界前哨戦” ◆
世界戦よりも期待のホープだ。元世界王者・井岡弘樹会長のおいでデビュー2連勝の井岡一翔が23日、和歌山・白浜で合宿をスタート。12月29日に行われる世界ランカー・国重とのプロ3戦目は、オネイ・バルデスを迎え撃つWBA世界スーパーウエルター級暫定王者・石田順裕(34=金沢)の初防衛戦を差しおいてメーンとなる異例の待遇。「世界戦と比べるとかじゃないけど、メーンらしい試合をしたい。自覚を持って臨みたい」と気合十分だ。
28日までの合宿では走り込みと筋力強化がテーマ。限界まで追い込むため、今回も万が一に備えてAED(自動体外式除細動機)を持ち込み、重さ5キロのハンマーを午前と午後に500回ずつ、1日計1000回振り下ろしてパワーアップを図る。国重戦に勝てば世界ランク入りが確実で、国内最速となる4戦目での世界奪取も見えてくるが、「挑戦は試合の内容次第」と井岡会長。結果だけでなく中身も問われる年末の一戦へ、一翔は「チャンスがあればKOしたい。いい勝ち方をして、いい正月を迎えたい」と力を込めた。
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[ 2009年11月24日付 ]
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