あらすじ
宇都宮市の上小倉に珍しい郷土料理が伝わっています。その名も「鮎のくされずし」。とにかく強烈な匂いに圧倒される料理です。もともとは、鬼怒川で夏に獲れる鮎を保存し、11月のお祭りのご馳走として食べるために作られたものだそうです。材料の鮎は、3ヶ月半ほど塩漬けして発酵させます。ちょうどクサヤのような匂いになると上出来。祭りの1週間前に取り出して水洗いし、ご飯と大根の千切りと一緒に混ぜ合わせて木桶に詰めます。蓋をしたあと重石をかけ、さらに1週間ほど発酵させれば完成。酒の肴にはもってこいの料理だそうですが…。