みどころ
フラれて仕事に身が入らない優作を心配する絹恵。 :左から、西島秀俊、香里奈
越前屋が松善との合併協議に揺れる中、優作(西島秀俊)は役員への引き上げを打診される。異例の大抜擢だが、それは優作が現場の仕事から離れることを意味していた。
美姫(黒木瞳)は新しいニット商品のプロジェクトを立ち上げ、ニットデザイナー・双葉公彦(中村靖日)との交渉を絹恵(香里奈)に託す。絹恵は優作とともに動き出そうとするが、婚約者の雪乃(奥貫薫)にフラれて以来、仕事が手につかない優作は心ここにあらず。そんな折、双葉が突然プロジェクトを降りたいと言い出す。
すべては蜂矢(小泉孝太郎)が仕組んだことだった。双葉に取り入り、越前屋を差し置いて契約を結んだのだ。これを知り、契約を早々にあきらめてデザイナーの変更を決めた優作を絹恵は「田渕さんらしくない」と非難。1人で双葉のもとに通い詰め、辛抱強く説得を続ける。
そんな中、絹恵はニコラ(黄川田将也)の頼みで雪乃に会い、寄りを戻したい優作と会ってくれるよう頭を下げる。だが、雪乃にやり直す気はなかった。ショックを受けた優作は絹恵を相手にやけ酒を煽る。酔い潰れた優作を抱え、絹恵が優作のマンションに向かうと…。
番組紹介
「つまらない物を着ていると、つまらない一生になるわよ」
―「人間は中身。見た目がすべてではないと思います!」
「中身が見た目ににじみ出るのよ。だから人間は見た目で分かるの」
今まで興味のなかった婦人服売り場へ異動となり、戸惑う主人公・天野絹恵。
そんな彼女に、婦人服売り場を統括する鬼部長・神保美姫が、辛らつな言葉を投げつける。
「ファッションって? 仕事って? 恋愛って? 私って????」
絹恵と鬼部長・美姫との葛藤を通して、働く女性なら誰もが抱える「悩み」をリアルに描きます。
「“リアル・クローズ”とは、着る人の人生にフィットする服」
「自分を知らなければ、似合う服など分からない」
「イマジン」「おいしい関係」などを手掛け、30代女性を中心に幅広い年齢層から支持を受ける人気漫画家・槇村さとる氏の原作をドラマ化(現在連載中)。
『リアル・クローズ』というドラマを通じて、自分の人生にフィットする服を探すこと、さらには、自分の生き方を探すことを視聴者に投げかけます。
〈主な登場人物〉
☆天野絹恵(26) … 香里奈
「人間は中身。見た目がすべてではないと思います!」
ファッションに恋に仕事に結婚に…あらゆることに翻弄される悩み多き主人公。
性格は、まじめでまっすぐ。やや融通が利かない部分も。周囲にとらわれず、自分の価値観で商品を見る力があり、布団売り場の仕事に誇りを持つ。
そんな絹恵が苦手なもの―「おしゃれ」
女の子が夢中になるファッションの話が理解できず、「人間は見た目じゃなくて、中身!」とばかりに、ダサくて地味な服装で、毎日を過ごしている。
その根底にあるコンプレックス。
華やかな世界は自分のキャラとは違うと思い込み、どこか鏡の中の自分と向き合うことを避けている。
そんな彼女が、1人の女性との出会いからファッションの世界に飛び込むことになり…。
☆神保美姫(48) … 黒木 瞳
「あなた。つまらないものを着ていると、つまらない一生になるわよ」
「中身が見た目ににじみ出るのよ。だから、人間は、見た目で分かるの」
越前屋百貨店の再生を託された婦人服統括部長。
絹恵から見ると、パーフェクトで近づきがたい鬼部長。独自の人生観や仕事観を持ち、その歯に衣着せぬ言葉は辛らつながらも、物事の本質を突き、女性の生きる道を照らす。パーフェクトに見える裏では、並々ならぬ努力や苦悩があるが、それを一切表に出さないスマートさと強さがある。部下の素質やお客の求める理想を瞬時に見抜く目、しなやかな交渉力と今までの仕事で築いた強力で豊富な人脈が武器。「対お客」を超えて「対個人」の接客ができる仕事のプロ。根底には、洋服を愛する心がある。
キャスト
香里奈
西島秀俊
高岡蒼甫
加藤夏希
能世あんな
真野裕子
えれな
南 明奈
IMALU
・
小泉孝太郎
・
黒木 瞳
スタッフ
■原作
槇村さとる
『Real Clothes(リアルクローズ)』
■脚本
大島里美
■チーフプロデューサー
重松圭一(関西テレビ)
■プロデューサー
佐野拓水(関西テレビ)
平部隆明(ホリプロ)
■演出
白木啓一郎(関西テレビ)
本橋圭太(アズバーズ)
ほか
■音楽
野崎良太(Jazztronik)
楽曲情報
■主題歌
坂詰美紗子
「きっと大丈夫」(rhythm zone)
プレゼント・募集
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