亀井静香金融・郵政担当相は17日の衆院財務金融委員会で、「(需要と供給の差を表す)需給ギャップが40兆円になろうという時に、日銀はもっと積極的な役割を果たしていくべきだ」と述べ、日銀の金融政策を批判した。「(政府が)日銀を何か聖域だという感覚でとらえすぎている気がする」とも話した。自民党の山本幸三議員の質問に答えた。
亀井金融相は「ずっと前から、(日銀の金融政策は)経済の実勢とミスマッチがあると非常に強く感じてきた」と日銀への不信感を示し、金融政策面からの景気下支えを求めた。日銀は企業の資金繰り支援のため実施している社債などの買い取り措置を年末に打ち切る方針を決めているが、政府内では「日銀に任せるべきだ」(藤井裕久財務相)との意見が大勢を占めている。【井出晋平】
毎日新聞 2009年11月17日 21時19分
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