事業仕分け 学力テスト大幅縮減、抽出調査に
11月25日21時24分配信 産経新聞
拡大写真 |
行政刷新会議の事業仕分けのやり取りが聞けるレシーバーを耳に装着し、会場内を視察する鳩山由紀夫首相=24日午後、東京都新宿区(中鉢久美子撮影)(写真:産経新聞) |
[フォト]次世代スパコンの復活はあるのか?
全国学力テストは安倍政権時代の平成19年度に43年ぶりに復活。小学6年生と中学3年生の全員を対象に実施されている。文科省は来年度予算に約60億円を要求したが、鳩山政権は「成績をあげるだけの競争になっては意味がない」(川端達夫文科相)として対象を絞り込む抽出調査(36億円)に縮小する方針だった。
この日の仕分け作業でも、仕分け人が「県別の比較は意味がない」と指摘し、文科省に予算要求のさらなる大幅縮減を求めた。小5と中2の全員が対象の全国体力テストについても対象を絞り込むべきとして、見直しを求めた。
義務教育費国庫負担金(1兆6380億円)には、教員が子供と向き合う時間を増やすための調査報告義務の削減など制度の見直しが必要と判断された。
一方、環境省関連では、鳩山政権の重点施策の地球温暖化防止目的の事業を集中審議。温暖化防止の国民運動を推進する事業(12億円)について、「費用対効果が不透明」との声が目立ち、廃止と判定。環境行動促進のためのモデル事業で得たポイントを、エコポイントに交換できる連携経費(4億円)についても、条件付きで廃止とした。
同日開かれた政府主催の全国知事会議では、事業仕分けの手法に知事から批判が噴出した。
【関連記事】
・ 事業仕分け第2R どうなる“公務員天国”の象徴
・ 橋下知事、大阪でも「事業仕分け」構想
・ 全国学力テストの対象学級はランダム抽出 川端文科相
・ 学力テスト再削減へ 刷新会議、事業仕分けの対象に
・ 学力テスト縮小 不安な日教組寄りの転換
最終更新:11月26日0時58分
Yahoo!ニュース関連記事
- 学校教育「仕分け」 日教組の影響じわり[photo](産経新聞) 11月26日 7時56分
- 事業仕分け 学力テスト大幅縮減、抽出調査に[photo](産経新聞) 11月25日21時24分
ソーシャルブックマークへ投稿 10件
この話題に関するブログ 9件
関連トピックス
主なニュースサイトで 国の全国学力テスト の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- 高級ホテルのバイキングは儲かるのか? 儲けのカラクリは意外なところにあった[photo](MONEYzine) 23日(月)13時40分
- 北方4島「ロシアが不法占拠」=政府答弁書(時事通信) 24日(火)21時38分
- 事業仕分け 旧帝大学長ら「科学技術削減は世界に逆行」[photo](毎日新聞) 24日(火)11時49分