EMで稲を育ててみよう!
化学ひりょうや農薬をつかって米づくりをすると、人の体(作る人にも食べる人)にもよくないし土にもよくない、水もよごれる。しかし、EMを利用すれば化学ひりょうや農薬をつかわなくてもよい米がつくれる。人のからだにも環境にもよいのである。さあ、EMをつかっていねを育ててみよう。

用意するもの
容器 大きめのバケツ(20Lくらい)、給食のしるものを入れるうつわ、一斗缶など
なえ 農家の人におねがいして、少しいただく。または、種もみから育てる(5年理科)。
EM生ゴミたいひ
またはEMボカシ
かならず、成功したEM生ゴミたいひをつかう。4月中に土作りをしなければならないこと(いそがしい)、水をはることを考えるとEMボカシの方がよい。

土だけ、化成ひりょうをいれたもの、EM生ゴミたいひやEMボカシを入れたものの3種類つくってくらべるとよい。
写真は平成11年度羽川西小4年生の取り組み

1・土ずくり
土とEMボカシまたはEM生ゴミたいひをよくまぜ合わせる




2.容器に土を入れる
まず土だけ3分の1入れ、その上に1で作った土を3分の1、その上に土だけ3分の1いれる。水を入れるので上を3cmぐらいあける。1ヶ月以上たってから水をいれる。


 
3.田うえ
1ヶ月以上たってEMボカシやEM生ゴミたいひが土にかわったら、水をいれ、なえをうえる。よいなえ2,3本を1つにして容器のまん中にうえる。根がつくまでの7日間は水をたっぷりあげる。

4月中に土づくりをしておく 5月おわりごろ〜6月はじめ


日当たりがよく
風通しもよいところにおく



4.分げつを観察しよう
分げつとは、1本のなえの根もとから新しいくきが分かれてでてくること。1本のなえから何本分げつするか、観察しよう。


5.中ぼしをしよう
土の中の空気がたりなくなると根がくさってしまう。しばらく水をやらないようにして、3〜5日ぐらい土をかわかそう。かわきすぎに注意して5日ほどすぎたら水をあげる。
6.水の管理をしっかり
水のふかさは、3〜5cmぐらいにしておく。夏休み中も水がかれないように。



7.稲の花を観察しよう
稲のほができた次の日くらいから、ほの花がさく。花は朝9時ごろから3時間ぐらいさいている。



6月なかごろ〜7月はじめ 7月なかごろ 8月なかごろ

分げつがすすむなえ

分げつしたなえ







土の表面にわずかにひびわれができるくらい













水のふかさは3cmくらい

稲のほ

稲の花
8.落水(らくすい)する
ほが大きくなってたれ下がってきたら水は表面がひたるていどにする。
そして、もみの中にお米ができてきたら水をやらない。これを落水という。
9.稲かり
10日ほど落水して、もみが黄色く色づいたらハサミで根もとからかりとる。


10.稲をかんそうさせる
かりとった稲をたばにして、10日ほどほそう。
9月なかごろ 10月はじめ



根のはり方を観察するとよい


EM、化成ひりょう、土だけのそれぞれの根のはり
方などをくらべる


11.だっこくをしよう
ほした稲をほぐすことをだっこくという。わりばしなどを使うとほぐしやすい。
だっこくした稲をもみという。
12.もみすり
もみをすりばちに入れて、野球のボールなどでこすると、もみがらがとれる。
もみがらをとったものを玄米(げんまい)という。
13・精米(せいまい)
玄米をビンにいれ、白くなるまで根気よくぼうでつく。
10月なかごろ


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