自転車を走らせるのに最も重要なもの

それがチェーン

近年に渡っては

ブリヂストンのアルベルトの様なアラミド繊維で作られた非常に効率の良い素材をチェーン代わりにしたり

シャフトドライブといった車と同じ構造の機関を装備した自転車も見られるが

やはりスポーツ車ではチェーンである

今回はチェーンのメンテナンスについて書こうと思う

簡単に言えばシティーサイクルでもちゃんと注油してやればチェーンは長持ちする

チェーンの注油をしないと

まずは錆びる

そして伸びる

使えなくなる

それでも使うと切れる

と悪循環となる

では注油についてだが

基本的に代表的と勘違いされやすいのが

KURE CRC 55-6をぶっかける

と言う物だ

これはオススメしない

気化性が高く乗りが悪い

確かに動きは良くなるが3日程で殆ど気化してしまう

ではどのような物が良いのか?

自転車屋に行けばチェーン用の油が売っているのでそれが無難に良いだろう

 

俺としてのオススメは

 

WAKO'S ラペネス これが一番のオススメ さらっとした油だが表面の湿気を取り除き 食いつきが良い     ではチェーンが油でギトギトになっていれば良いのかと言うとそうでもない 確かにシティーサイクルなら少し付けすぎる位でも何の問題も無い しかし変速機が付いた自転車の場合正しく変速されない場合があるのでそうもいかない 無論泥やホコリが付いてヨゴレたチェーンも同様だ   ではチェーンの洗浄について ヨゴレを落とすのにオススメなのが KURE CRC 55-6 これでヨゴレを落とすのは結構効果がある 他にパーツクリーナーと言う物もある(脱脂するスプレー) これでもヨゴレは充分落ちる ちなこに類似品でチェーンクリーナーと言う物がある これはチェーン用の物でヨゴレを落とし油分はなるべく落さない用に出来ている …らしい(使った事無い) だが特に変速用のHG、IG、UGと言う種類のチェーンは変速機の動きに合わせる為 遊びが設けられている そこから泥やホコリ等が入ってパーツクリーナーなどで洗っただけでは 内部にまで入り込んだヨゴレ落とせない   そこで出す裏技が 灯油だ これにチェーンを漬ける 無論チェーンカッターで切り離さなければならない 漬けて灯油の中でチェーンを揉んで あとは3日程漬けて出す前にもう一度揉んでやると あら不思議内部にまで入り込んでいたヨゴレが完璧に落ちてる 後はパーツクリーナーでチェーンに付いた灯油を脱脂して やれば完璧 尚、灯油は危険物なので取り扱いには充分注意して欲しい ちなみにこの灯油でなくとも 塗料用の薄め液でも全然OKだ   結局は使っているうちにチェーンは汚れてしまう ではどうにか汚れにくくする方法は無いのか? それがある 色々方法はあるがよく使われているのが
ホワイトライトニング これだ 色々と種類もあるが左の同じ形をしたボトル その二つが潤滑剤だ 潤滑油ではないのだ つまり油ではない 油は確かに動きは良くするが逆にホコリを呼び寄せてしまう しかしこのホワイトライトニングは添付した部分に白い何層もの膜を作り ホコリなどのヨゴレが付くと表面の膜が作用してヨゴレと一緒に剥がれ その下の膜がまた出てくると言う繰り返し つまり常に綺麗に保てるとメーカーは言っている訳だ 一度使った事はあるが確かに素晴らしい効果なのでオススメ もう一つは似たようなもので
フィニッシュライン クライテックワックス こちらは少々ざらざらとした感じがするが それが潤滑剤 隙間に入り込んでそのざらざらが潰れると潤滑剤が行き渡り滑らかになる 滑らかさならばこちらの方が格段と上だ ただ何層もの膜を作ると言う訳ではない しかしこちらはチェーンだけではなく色々な部分に使えるので一つあると重宝するだろう   チェーン一つでもメンテナンスが色々とある もっとも簡単に出来るメンテナンスだが 最も忘れられがちな部分でもある ちなみに使っている潤滑油(剤)によってメンテ頻度は多少異なるが 出来れば一週間に一回の割合くらいで見て欲しい     WAKO'S ラペネス　￥1890   ホワイトライトニング セルフクリーニングシステム(4oz/8oz)￥840/￥1417 エピック（レースディ）4oz ￥945   フィニッシュライン クライテックワックス潤滑剤「TOS012」(2oz/4oz)￥630/1050       ここで一つ裏技を載せて置く 新品のチェーン限定だが 灯油もしくは薄め液で初期に付いている油を落とし パーツクリーナーで完全に脱脂したチェーンにする そのチェーンにカーワックスを塗る 布で付けて磨くと良い たっぷり付けてシッカリ磨いてやろう 細かい部分まで面倒だがやってやるといい そうすると金属面にワックス効果が得られる ホワイトライトニングよりも遥かに効果が高い 非常に汚れにくくなるのでオススメだ