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【芸能・社会】

エビリDayプロポーズ!! 海老蔵アツアツぶり披露

2009年11月26日 紙面から

小林麻央とのアツアツぶりも笑顔で披露した市川海老蔵(右)(上)仁木弾正を演じる海老蔵=東京・丸の内で(中西祥子撮影)

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 人気歌舞伎俳優の市川海老蔵(31)が25日、東京・丸の内の東京会館で新橋演舞場正月公演の製作発表を行った。19日にフリーキャスターの小林麻央(27)=写真(下)=と「近く婚約」を発表後とあって、約100人の取材陣が集合。終始まじめな態度で受け答えした海老蔵は、結婚の時期は明言しなかったが、「来年中にできれば」と話し、お互いに本名で呼び合っていることや手料理を味わっていることなど、アツアツぶりの一端を披露した。

 会見の冒頭、主催者が「最初は公演の質問を」とクギをさしてスタート。おめでた絡みの質疑応答は、最後の約10分で行われた。19日夜、自宅前の即席会見での発言について、「ずっと愛し続けます」と言いましたが、と水を向けられると、海老蔵は即座に「一生」と正確な発言に言い直してみせた。

 その言葉をテレビなどを通じて知った麻央の反応については、「大変喜んでました。うれしいって」。自分がひかれた点については、「すごく純粋な方。そこに一番ひかれました」とあらためて答えた。

 また、6月ごろにしたと伝えられたプロポーズの言葉については、はっきりと答えなかったが、「日々がそういうことですよね。毎日がそういう日々なんで」と明言。まさにベタベタであることを、いともたやすく話した。「甘いですね」とのリポーターの言葉には、「甘くないです。普通です」と返した。

 途中、「はずかしいね、コレ」と笑顔を見せながら、お互い本名で呼び合っているとも。海老蔵は呼び捨ての時もあればさん付けの時もあり、麻央はさん付けで呼んでいるという。

 さらに、手料理の味については、「おいしいですか」と聞かれ、「あーたぶん」。相変わらず肉料理をたち、魚料理もほとんど口にしないため「野菜を蒸したもの」など簡単な料理が多いという。

 昨年から、公演全体の責任を持つ座頭(ざがしら)になったり、父団十郎(63)の白血病との闘いを目の当たりにして、いい意味で「変わった」と評される海老蔵。自身は「変わってない」というが、その陰には麻央の存在もあったようだ。

 帰り際、麻央の妊娠について聞かれた海老蔵は、「ないです」と答えた。婚約や挙式などの日取りは、あらためて報告するという。

 海老蔵が正月公演夜の部に初役で挑戦するのは、「慙紅葉汗顔見勢 伊達の十役」(はじもみじあせのかおみせ)。十の役を50回近くの早替わりでみせ、宙乗りや屋台崩しもあるスピードとスペクタクルに富んだ娯楽大作。7代目市川団十郎が初演後、途絶えていた作品を、市川猿之助が1979年に苦労の末復活させ、当たり狂言にした。

 伊達騒動ものの一つで、仁木弾正、土手の道哲など主要な役の一つに政岡がある。女形の大役で、この役だけでも大変な苦労を伴う。海老蔵は、「並大抵のことじゃすまない」「一つの役だけに集中してもダメなので、久々にプレッシャーを感じている」。それでも、以前から手掛けたかった作品とあって、「やる気は満ちあふれている」と話した。

 昼は、9月のモナコ公演でも演じた「春興鏡獅子」。ほかに昼は中村獅童「寿曽我対面」、市川右近「黒塚」。1月2−26日。

 

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