亀山房代さん、心室細動のため23日に死去…42歳
心室細動で42歳の若さで亡くなった亀山房代さん、98年には里見まさととのコンビで上方漫才大賞を受賞 |
◆ 神奈川県内の病院で ◆
タレントの亀山房代さんが23日午前2時57分、心室細動のため神奈川県内の病院で死去していたことが25日、所属の吉本興業から発表された。42歳。近親者により密葬は済ませており、後日、芸能関係者らに向けた「お別れの会」を催す。
今月10日に神奈川県内の自宅で倒れ、入院。治療のかいなく息を引き取った。持病はなく、吉本興業によると事件、事故性はないという。9日までは自身のブログを更新、娘と歯科医に行く様子をつづっていた。
亀山さんは1986年に吉本総合芸能学院(NSC)に入学。ピン芸人として活躍後、89年「ザ・ぼんち」を解散したばかりの里見まさと(57)と漫才コンビ「里見まさと・亀山房代」を結成。97年「上方お笑い大賞」金賞、翌98年にも「上方漫才大賞」大賞を受賞するなど高い評価を得た。
01年、報道カメラマンの夫との結婚・妊娠を期にコンビを解消。02年3月に女児を出産後は性教育や子育てをテーマに講演活動などしていた。先月31日、都内での食育をテーマにした講演が最後の仕事となった。
元相方の里見はこの日夜、ブログを更新。「この2週間は思い出から消します。元気な明るい亀ちゃんを皆さんもいつまでも覚えていていただきたいです。最高に素敵な人でした」と悲しみの胸中をつづった。
◆心室細動 心臓の心室が震えて全身に血液を送ることができない状態。心臓を規則的に収縮させる電気刺激がうまく伝わらず、心筋が無秩序に収縮する。意識を消失し、死にも至る危険な不整脈。
[ 2009年11月26日付 ]
PR