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政府の行政刷新会議による事業仕分け作業で、そのサディスティックな存在感を際立たせている民主党の蓮舫参院議員(41)。衆人環視で予算の無駄排除に鋭く切り込む姿は、まずまずの評判を得ているが、相手をやり込める攻撃的な口調などをめぐり、党内外では「キツい」「何も分かっていない」「上から目線の圧迫面接」との声もちらほら。絶好のアピールの舞台は、諸刃(もろは)の剣になりかねない。
まな板の上に乗せられた官僚たちを、テレビキャスター出身の蓮舫氏が歯切れのいい声で攻め立て続ける。「天下りは何人ですか?」「給与はいくら?」と矢継ぎ早の質問。作業過程を一般公開する会場は連日、異様なムードに包まれている。
支持率が下降線をたどり始めてきた鳩山内閣にとって、事業仕分け作業は数少ないアピールの材料。インターネットで生中継され、会場には多くの傍聴者が連日、詰めかけている。メディアもこぞって報道するが、そんな中でとりわけ脚光を浴びるのが、“必殺仕分け人”の象徴、蓮舫氏だ。
カメラ映りを熟知しており、マイクを握りながら攻撃的な口調で周囲の関心を独占。初日の11日には、あまりに一方的な質問攻めに遭った「国立女性教育会館」の女性理事長が「こちらの言うことも聞いてください。言おうとするのを止められるのは心外です」と強く抗議するほどだった。
「次世代スーパーコンピューター」の開発予算の議論では、「(コンピューター性能で)世界一を目指す理由は何か。2位では駄目なのか」と詰問。やや不勉強な分野でも強引に予算を削る蓮舫氏の“暴走”も指摘され始めている。
極めつきは陸上自衛隊の広報センター「りっくんランド」を視察した翌日のこと。入館料無料に疑問を呈し「有名テーマパークは、家族4人で行けば数万円を超えてもリピーターがあとを絶たない。工夫が必要」とディズニーランドと比較するかなりムチャな提案をぶち上げる始末。民主党関係者は「蓮舫氏はイメージを落とし、損しているのではないか」と懸念している。
大手検索サイト「Yahoo」で「蓮舫」と検索をかけると、関連ワードに「参院議員」に並び「画像」「何様」「生意気」が出てくる。スパコン発言をめぐり、民主党の議員は「『科学技術の“か”の字も分からないのに…』と各方面からクレームを受けた」とこぼした。同党の参院議員は「『キツい印象』と蓮舫氏の口調に苦言を呈する声も多い」と困り顔だ。
巨大掲示板「2ちゃんねる」では、タレント時代に撮ったせっけんの泡で胸と股(こ)間を隠したセミヌード写真が張り付けられ、恥ずかしい過去を蒸し返される残念な“2次災害”も。
蓮舫氏は来夏の参院選で改選を目指すとみられるが、事業仕分けでの言動はどう影響するか。党関係者は「あれだけ目立てばねたみは出る」としながらも、官僚を攻め立てる構図が国民受けしているだけに「選挙を考えても、間違いなく得している」と話した。
◆蓮舫(れんほう)本名・村田 蓮舫。1967年11月28日、東京都生まれ。41歳。父は台湾人、母は日本人。85年に台湾から帰化。88年、青山学院大在学中にクラリオンガールに選ばれ芸能界デビュー。88年に写真集「Ren Ho」(ワニブックス)を発売、現在この写真集はネットオークションで定価の倍の3000円前後で取引されている。90年、同大法学部卒業。「スーパーJocky」(日テレ系)「ステーションEYE」(テレ朝系)などの司会やキャスターとして活躍。93年、フリージャーナリスト村田信之さんと結婚。97年、双子の男女を出産。2004年、参院議員選挙(東京選挙区)で初当選。鋭い舌鋒(ぽう)を武器に、選挙では人気応援弁士として全国を駆け回る。
(2009年11月26日06時02分 スポーツ報知)
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