2009/11/25(水) 22:37:25 [国内時事]

横暴仕訳は、国の将来に対するテロ行為 

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野依・理研理事長、科学振興の凍結・縮減は「不見識」
 政府の行政刷新会議の事業仕分けで次世代スーパーコンピューター開発事業などが凍結された理化学研究所の野依良治理事長は25日、文部科学省政策会議の調査会に出席し、「科学技術分野の振興や人材育成は将来への投資だ。投資なのにコストの観点から仕分けるのは見識に欠ける」と批判した。読売新聞紙面(切り抜き)11月25日夕刊(13面)より参照のため抜粋引用/写真は読売紙面の同記事より参照のため引用

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低劣な民主党「政治ショー」

 民主党による、その実は財務省手導が指摘されている「事業仕訳」において、中国共産党の人民裁判さながらの「政治ショー」が展開されていることは、多くのみなさまにはご存知のことかと思う。

 説明や議論の時間を十分に与えずに、蓮舫(れんほう)氏や菊田真紀子氏、といったいわば、テレビ映りが良さそうな議員を前面にして「宣告」ともとれる“裁定”をさせる。その内容は、どこまで、日本という「国」のためになっているのか、と問わざるを得ない粗暴さに満ちたものだが、しかし、ニューススポットや解説番組の挿入用として、それらは「使いやすい」映像素材である。いかにも、正義を装ったかにアピールする上で大衆受けしやすい。この図式は、民主党の支持率維持のためのアピールになる。そのために、上述の“女優”を起用し続けている、と認識すれば事の次第が判りやすい。

 「事業仕訳」で妥当な部分はあるだろう。しかし、日本の将来に関わる先端技術分野に対する削減については、異議を呈すべき事項が多い。政治のことみならず、先端技術の事情がよく分からない“女優”や、選挙政治が頭の中を支配している議員諸氏にとっては、いくら削れるか。その発想しか浮かばないのであろう。たとえば、自動車も運転したことがない猿に、いくら自動車の必要性を説明しても理解し得ないだろう。車体の構造や機能、運転の説明をしても頭に入らず、目の前のバナナに手を出すのと同様である。否、言葉悪くて恐縮だが、これらの民主党議員諸氏の所業はその「猿」以下と指摘して差し支えない。かくなる「政治ショー」に、その内容の低劣さを伝えずに、早速、民主党の“支持率”を“計上”してみせる多くのメディアもまた低劣に過ぎる。

 仕訳をするなら、党内の鳩山代表の出鱈目な資金や、小沢幹事長の公金流用が指摘される莫大な資産形成に向けて行えばよい。
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「科技予算「国の生命線」」

 表題に記される、野依氏の「先進各国がオリンピックと同じように国の威信をかけてスパコンの開発にしのぎを削っている。いったん凍結すれば瞬く間に他国に追い抜かれる」、との指摘はまさにその通りである。また云く、「凍結を主張する方々は、将来、歴史という法廷に立つ覚悟ができているのか」、との指弾に同感である。だが、卑怯な議員諸氏に「覚悟」する度量すら無いだろう。 
 
 元来、天然資源が乏しい日本にとっては、国の経済を支えるために、必ずしも言葉は適切ではないのかもしれないが、いわゆる、「知的資源」「人的資源」に常に重きをなし、激しい国際的な競争の中で、絶えず、独自の基礎研究と先端技術の開発を進めるべき構造性がある。その時は、庶民の生活に直接役立たないかに映る先端技術であっても、日本への先行投資、国際協力を得る上での経済の鍵となり、且つ、日本の技術レベルを維持する上で不可欠である。まして、その5年後、10年後、15年後に、歳月を経るごとに、あの日、あの時に、研究開発された先端技術は、逐次、我々の生活の身近な部位に役立つ日常品として、あるいは、社会を保全する機能として「降りて来る」のである。


 たとえば、20年以上も前に日本で商品化された携帯電話をはじめ、小型・薄型化がごく当然の流れになったさまざまな家電品や、光ファイバーによるブロードバンドなど。また、最近、話題の太陽光発電に欠かせない太陽電池や、省エネ製品のLED照明など。比類なき独自性を持つ日本の研究開発が関わらなかった項目は無いほどである。いわば、「知的資源」は日本の今後にも欠かせないものであり、且つ人を育てなければそれも維持できない。これらの、本質的な意義での「資源」の醸成を、資金がかかるから「無駄だ」、と民主党は一方的に断じているのである。ささやかながら、筆者の手元にも、各地の研究者有志から、この予算が削られた。あの予算も無駄だと言われた、との実情を訴える叫びが届いている。長くなるので、後原稿に詳しく申し述べることとさせていただくが、すでに、民主党内閣発足後の「補正予算凍結」の段階で、どれもこれも、日本の将来にとって不可欠な項目が一方的に削られている。

 今後の展開によっては、当該の民主党議員らに対する告発を検討しても然るべきではないか、提案したい。

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陛下の寄付

 このような現状にある中で、「天皇陛下は11日、即位20年に当たって、若い研究者を支援する事業資金として、独立行政法人・日本学術振興会に寄付金を贈られた」、との記事に、不謹慎ながら涙が止まらなかった。さまざまなご心労が絶えない中で、日本の若者と将来を慮(おもんばか)れておられる。御心を心の励みに、この切り抜きを額に入れさせていただき、日の丸とともに机に置かせていただいている。

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読売新聞紙面(切り抜き)11月12日朝刊
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 陛下のもとに、正常なる日本を願って止まない。
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【筆者記】

 日本を破壊する民主党政権には、1日も早く自壊終了していただきたい。以上、記事を参照し、小考を報告する。
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20091125010  
路傍の花(筆者)
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 読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝します。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有り難く思います。「国思う人は国士であり、若き国士は国の未来の財(たから)である」。少年時代に、国思う議員殿からいただいたこの言葉を、特に、この夏、日の丸を粛々と掲げ、日本を守るために毅然と立ち上がった若いみなさまと共有させていただきたい。そして、逝去された国士の志を国思うみなさまとともに毅然と引き継いでまいりたく思います。一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。
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