藤井裕久財務相は25日夜、欧州市場で一時1ドル=87円台まで進んだ円高・ドル安を受けて「異常に動いたときはそれなりの対応をしなければいけない」と述べ、急激な動きをけん制した。円高傾向については「円の問題ではない。ドル安から来ていることは間違いない」と語り、米経済が原因との見方を示した。都内で記者団に語った。
円相場が急激な動きかどうかに関しては「具体的には申し上げかねる」とコメントを控えた。そのうえで「一般論として、急激な動きのときには慎重にまず見守る」と、相場を注視する考えを示した。(25日 22:54)