鈴木宗男衆院議員(右)から鉄拳で気合を注入される大仁田厚=衆議院第一議員会館
長崎県知事選(2010年2月4日告示、21日投開票)への立候補が浮上している元参院議員プロレスラー・大仁田厚(52)が24日、鈴木宗男衆院議員(61)を東京・永田町の衆議院第一議員会館に訪ね、“ムネオパンチ”で気合を注入された。
大仁田は県政の問題点を列挙したマニフェストの原型を持参して熱弁。鈴木氏は「最近の大仁田は元気ないぞ!」と鉄拳を振るって気合を入れると、「頑張ってくれ。勝ち負けではない。政治家は自分の信念を通すのが大事」と激励した。
01年に大仁田が自民党から参院議員に当選した際、公認した党総務局長が鈴木氏。離党した鈴木氏が04年参院選に出馬した際に大仁田が応援し、07年に鈴木氏が大仁田の試合でレフェリーを務めたじっこんの間柄だ。
“政界の師”との会談を終えた大仁田は「自信がついた」と笑み。鈴木氏は「もう準備はできているようだね」と出馬の意向を固めているとの見方で「私にも長崎には知っている人がいますからね。人間的な関係はきちっと守ってあげたい」と支援する考えを明かした。
(2009年11月24日)