2009年11月25日 21時0分更新
インフルエンザの感染の拡大を受けて、岡山県内の私立高校では、感染により受験生が試験を欠席した場合でも追試験を行うなどの対応を取ることになりました。
これは、25日県庁で県私学協会の波多野和年事務局長らが会見して明らかにしたものです。
それによりますと、県内23の私立高校では、受験生が新型インフルエンザや季節性のインフルエンザに感染したか、感染の疑いがあるために来年1月下旬に行われる入学試験を欠席した場合は追試験などの対応を取るということです。
具体的には、15校で別途、新たに日程を設けて追試験を行うほか、8校では2月に実施する別日程の試験を受験してもらうなどの措置を取ることににしています。
追試験を受験する場合は県内の受験生は中学校が作成した申込書を、県外の受験生は医師の診断書を添えて、受験生の保護者が作成した申込書を、それぞれ追試験の2日前までに高校に提出することで、受験することができるということです。
県私学協会によりますと、インフルエンザによって追試験などの措置を取るのは今回が初めてだということで、協会のホームページや中学校の校長会などを通じて受験生への周知を図ることにしています。
一方、県内の公立校の入試に関する対応ついては、26日県教育委員会が公表する予定です。