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75歳女性、自宅で絞殺 顔に殴られたあと 山形・飯豊
 | 殺害されているのが見つかった佐原さんの自宅(奥の2階建て) |
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17日午後1時45分ごろ、山形県飯豊町添川、無職佐原ナツエさん(75)方の1階寝室のベッドで、佐原さんが死んでいるのを、訪ねてきた飲食店従業員の長女(48)=同町=が見つけ、隣の住民を通して110番した。18日の司法解剖の結果、死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息死と判明。山形県警は殺人事件として同日、長井署に捜査本部を設置した。
県警捜査1課によると、佐原さんは寝間着姿に布団をかぶった状態で倒れており、顔には殴られたような皮下出血のあとが複数あった。解剖所見から死後2、3日経過しているとみられる。
県警によると、佐原さんは夫と死別して一人暮らし。17日に知人から長女に「佐原さんと連絡が取れない」と電話があり、心配した長女が午後に自宅を訪問した。15日午前に佐原さんの目撃情報があるほか、午後4時ごろにも話をした人がいるため、この後から17日までの間に何らかのトラブルがあったとみられる。
現場は国道113号にある「道の駅いいで」に近く、山あいののどかな田園地帯。救急隊が駆け付けた際、佐原さん方に入ったという近所の男性は「(佐原さんは)ベッドの上にあおむけで、顔が布団から出ていた。顔は腫れており、胸にあざがあった。寝室の窓は施錠されていなかった」と話した。
近所の女性(74)によると、佐原さんは15日午後2時ごろから女性の自宅で世間話をし、4時すぎに帰ったが、特に変わった様子はなかった。女性が17日午前11時ごろ、佐原さん方を訪れると、玄関が施錠され、新聞受けに新聞があったという。
この女性は「グラウンドゴルフや手芸が趣味で、活発な人だった。悩みも聞いたことがなく、恨みを買うような人ではない」と語った。
2009年11月19日木曜日
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