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【格闘技】亀田興毅 化け物だ! 驚異の心拍数毎分402009年11月25日 紙面から
驚異のスタミナで2階級制覇や−。王者・内藤大助(35)と挑戦者・亀田興毅(23)が24日、ともに都内で予備検診に臨んだ。時間差で行われたため、鉢合わせのシーンはなかったが、スタミナの目安となる脈拍数で、内藤が44だったのに対し、興毅はマラソントップ選手レベルの40という好数値を記録した。身長、胸囲も内藤を上回る体格。第1ラウンドは興毅に軍配が上がった。 検診表が報道陣に配られると、会場からは大きなどよめきが起こった。スタミナの強さを証明する興毅の脈拍の数値「40」に、誰もが目を疑ったのだ。 通常、成人男性の平均的な脈拍数は毎分68〜70前後とされている。プロスポーツ選手でも50〜60が大半で、40はスタミナを重視する水泳やマラソンのトップ選手レベルの数字。35歳・内藤の44もびっくりだが、興毅はまさに化け物だ。多くのプロボクサーを検診したドクターも「プロスポーツの選手では時々いるが、かなり少ない」と目を丸くした。 試合に向けて努力している証拠だ。12回動けるよう、下半身を徹底的に鍛えてきた。「下半身を鍛える方法はある」と、具体的な内容は明かさなかったが、何種類もの方法を取り入れているようで、万全ぶりをアピール。その結果が数値に表れた。本人は「(脈拍の数字は)その時その時の状況で変わるし、気にしていない」と言うが、このスタミナは内藤には脅威だろう。 脈拍以外にも、身長、胸囲が王者を上回ることが判明した。減量も順調。「数字は関係ない。リングに上がれば強い方が勝つだけ。結果を出すだけや」。因縁の対決までいよいよカウントダウン。浪速の闘拳に、何も恐れるものはない。 (石川晴信)
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