『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』コメント
http://yamato2009.jp/p_cm_hikawa.html
初号試写を拝見した感想です。
最初は語り起こしと考えてましたが、これは言葉を選ばないとかえって誤解を与えると思い、書き原稿にさせてもらいました。その理由コミでのコメントとなってます。
つまり「いやー、意外に面白かったよ」なんて、うっかり気軽に言うと「じゃあ、傑作なんですね!」みたいなリアクションされかねない。この「傑作」って現代のレギュレーションで言ってるに違いないんですが、この作品はその基準からすれば明らかに「規格外」なんですよね。で、考えてみたら1974年時点での『ヤマト』も当時のアニメからしたら「規格外」だったわけなんですよ。流行に背を向けてる、単に「これが面白いんだ!」という自信だけで叩きつけるものがある。言ってみれば「アナクロ」でもあって、そこ含めて「変わらない」ことへの驚きがありました。それは、「こんな世の中」になってみれば、すごく貴重なものでもあるかなと。
あと、自分はどうも「ヤマト菌」に脳を冒されているのか、どこかに「ツボ」ができてしまって、主に戦闘シーン、ヤマト発進シーンなどでそこを触られると逆らえなさそうだということも改めて気づきました。なので、公正・冷静な判断でもなかろうと思うわけですが、それはそれでいいんでしょう。醒めた目では、きっとどなたか他の方が判断してくれるでありましょう。
ということで、とりあえず期待値はナナメ20度下ぐらいに低くしたままにしておいていただき(笑)、でもどこか虚心に劇場へと足を運んでいただくことを願ってます。パンフレットのライターも担当しましたので、そちらもよろしくお願いします。
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