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【芸能・社会】

紅白 嵐が初出場 ジャニーズからNYCも初登場

2009年11月24日 紙面から

 大みそか恒例の第60回NHK紅白歌合戦(12月31日午後7時15分)の出場歌手が23日、発表された。紅白25組ずつ計50組。第58回から「歌力」をコンセプトに「歌の魅力を伝える」ことを目的としてきた集大成となる節目の紅白は、過去10年で出場を最少組数にしぼった。初出場は8組で、紅組は木村カエラ(25)、水樹奈々(29)の2組で、白組はデビュー10周年の「嵐」と新人「NYC boys」が、常連のSMAP、TOKIOとともにジャニーズ事務所から異例の4組出場を決めた。還暦紅白に期待された矢沢永吉(60)、井上陽水(61)の大物初出場はなかった。

 “還暦紅白”にふさわしい、21年ぶりのお祭り騒ぎが実現する。ジャニーズ事務所からは、常連のSMAPとTOKIOに加え、今年でデビュー10周年を迎えた「嵐」と、期間限定の7人組ユニット「NYC boys」が選ばれた。

 ジャニーズ事務所のタレントが紅白に4組出場するのは、1988年(第39回)の近藤真彦、少年隊、光GENJI、男闘呼組以来。96年以降は“ジャニーズ枠”として、主にSMAPとTOKIOに出演が限定されるのが暗黙の了解だった。NHK側は「事務所によって何組(出場)と決めているわけではない。活躍した4組についてオファーした」と説明するが、人気アイドルたちの活躍で、伸び悩む紅白視聴率の回復を後押ししたいという思惑も見え隠れする。

 嵐はデビュー10周年の今年、ベスト盤「All the BEST! 1999−2009」がミリオンセールスを突破したほか、東京・国立競技場でアーティスト初の3日間連続ライブを成功させるなど、めざましい活躍が目立った。

 この日、嵐はそれぞれのスケジュールの都合で欠席となったが、リーダーの大野智(28)は「嵐10周年、そして紅白歌合戦が60周年を迎えるこの記念すべき年に出演させていただけることに、本当に感謝しています」。櫻井翔(27)も「一年の総決算ともいえる大みそかの風物詩。僕たちの10年分の想いを届けたいと思います」と喜びのコメントを寄せた。

 一方、NYC boysは、関西ジャニーズJr.の中山優馬(15)と、「Hey!Say!JUMP」の山田涼介(16)と知念侑李(15)、4人組のJr.グループ「B.I.Shadow」からなる平均年齢14・9歳のユニット。フジテレビ系「女子バレーボールワールドグランプリ」のスペシャルサポーターとして期間限定で結成され、6月7日にお披露目された。

 大会のイメージソング「NYC」は、33万枚のヒットを記録しているが、ジャニーズ事務所の関係者は「中山が『ザ少年〓楽部』(NHK衛星第2の音楽バラエティー)にJr.の代表格として多数出演したことが評価につながったのでは」と分析する。

 会見には「NYC」の頭文字となった中山、山田、知念の3人が出席。中山は「(紅白出演は)今日聞かされてテンパっちゃってますが、紅白に出られるなんて最高です。頑張ります!!」といまだに信じられない様子。山田は「嵐がすごく好きなので、一緒に出られるのがうれしい。嵐に負けない力で頑張りたいです」と、生き生きとした表情でアピールした。

 所属事務所によるとNYC boysは当初、バレーボールの大会期間限定のユニットだったが、年末まではほかの音楽番組などにも出演する予定。来年の活動については未定という。

 

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