「UFC106」(21日、ラスベガス)
一卵性双生児の兄、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとともに、「ノゲイラ弟」としてPRIDEを盛り上げたアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラがUFCに初参戦し、ルイス・カーニに1回TKO勝ちした。
UFC3連勝中の強敵と、開始早々からボクシング勝負を展開。序盤はやや押されたが、左フックをヒットさせ逆転。その後は面白いように左フックが顔面をとらえ、相手に苦し紛れに組み付かれたが、離れ際に左ストレートをカウンターで決めダウンを奪取。そのままパウンドに移行したところで、レフェリーが試合を止めた。
最高の形で初陣を飾ったノゲイラ弟は「自分にとって最高のチャンスだった。アメリカで戦えてうれしい。勝因は自分の方がハードな練習を積んだからだ」と胸を張った。セコンドのノゲイラ兄と抱き合い、喜びを爆発させた。
(2009年11月22日)