「UFC106」(21日、ラスベガス)
メーンでは元ライトヘビー級王者同士が激突し、フォーレスト・グリフィンがティト・オーティズにスプリットで判定勝ちを収め、連敗を2で止めた。08年12月にラシャード・エバンスに敗れ陥落した、タイトル戦線への再浮上に成功した。
オーティズには3年7カ月前にスプリット判定で敗れている。リベンジを狙うグリフィンは1回、長い手足を生かした打撃で先制するがテークダウンを許し、パウンドの攻防で苦戦する。2回も同様の展開で、左ヒジで右目尻を切られ流血を許す。後がない3回は序盤から突進し、相手がガス欠で大失速した事もあって、一方的に攻めまくった。ダウンこそ奪えなかったが、きわどい判定で逆転星を挙げた。
グリフィンは「アンデウソン・シウバにコテンパンにやられていたので」と1回KO負けした前戦について言及し、背水の陣だった事を強調。結果を残し「素晴らしい気持ちです。皆さんに感謝します」と安どの表情を浮かべた。
(2009年11月22日)