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宇野薫がけっぷち…カモエスとドロー

 「UFC106」(21日、ラスベガス)

 UFC106が21日(日本時間22日)、米ラスベガスで開催され、宇野薫(34)=フリー=はファブリシオ・カモエス(27)=ブラジル=に引き分けた。5年9カ月ぶりにUFCに復帰し、判定負けを喫した6月のUFC99に続き、白星を逃した。

 相手はUFC初参戦ながら、ホイラー・グレイシーを師匠に持ち、他イベントで7連勝を飾り世界最高峰の舞台に上り詰めた新鋭だ。宇野は1回、相手のトリッキーな打撃にほんろうされ大苦戦。グラウンドでもバックマウントを許し、裸絞めを決められそうになるが、何とかしのぐ。2回も劣勢ながら、4点ポジションで蹴り技を放った相手に減点1が宣告され、宇野に追い風が吹く。3回は優位なポジションを保ち続け圧倒。ゴング後両手を挙げ勝ち名乗りを期待した。

 判定では1人が29-28で宇野を支持も、残る2人は28-28の裁定で、規定によりドロー。相手の減点に救われた格好となってしまった。UFC復帰後2戦を終え、宇野はインパクトを残せていない。結果を残せていない選手には厳しく契約を解除するUFCだけに、宇野はがけっぷちに追い込まれた。

(2009年11月22日)
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