会社更生法の適用を申請し、記者会見で頭を下げる穴吹工務店の幹部ら=24日夜、高松市 穴吹工務店が更生法申請 負債1500億円マンション分譲大手の穴吹工務店(高松市)は24日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、受理されたと発表した。同日午後の取締役会で創業家出身の穴吹英隆社長を解任し、取締役に降格した。負債総額は1403億円で、関連会社2社を合わせ計約1500億円。 穴吹工務店は2007年の新規発売戸数が5037戸で全国首位となった。大都市圏に比べて景況感が厳しい地方都市まで幅広く自社ブランド「サーパス」のマンション事業を展開しており、不動産市況悪化や地域経済低迷の影響を強く受けた形だ。 東京商工リサーチによると、負債総額は5月に破綻した不動産開発会社ジョイント・コーポレーションに次いで今年5番目。 同日夜、高松市内で記者会見した朝倉泰雄代表取締役、池内孝信代表取締役ら3人の役員は「このような事態となり、関係先の皆様に多大なるご迷惑をおかけしますことを心よりおわび申し上げます」と頭を下げた。 【共同通信】
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