衰え指摘する声も…内藤、ボクサーとしての岐路になる試合
WBCフライ級タイトルマッチの予備検診を終え、記者会見する王者内藤大助
Photo By 共同 |
王者内藤大助(宮田)と挑戦者の亀田興毅(亀田)にとって、29日の試合は互いのボクサー人生の岐路となる闘いだ。
35歳のチャンピオンはこの約1年半の3度の世界戦では世界ランキング10位以下の相手に苦戦を続けた。5月の熊朝忠(中国)との5度目の防衛戦では、技術で優位に立ちながらダウンを喫する冷や汗ものの勝利。かつて17度防衛したポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)からベルトを奪った偉業は薄れ、衰えを指摘する声は多い。
「結果がすべて。そう言われるのは仕方ないし腹も立たない。それだけ内藤に期待してくれるということ」と王者は周囲の雑音に耳を貸さない。「衰えてないと思ってる。スタミナもまだ、伸びている」という自信を実証できるのか。亀田興に負ければ、引退と向き合うことは避けられない。
白星街道を進む亀田興は、プロ22戦目で初めて日本人と対戦する。実力不透明な外国人選手相手に派手なKO勝ちを積み重ねた23歳への関係者の評価は「よく分からない」が大部分を占める。
内藤は日本選手に負けはない。亀田興にとって実力を測るには格好の相手だ。「フライ級で日本で一番強いと言われている選手とやりたかった。勝って、亀田って強かったんやあと思ってもらえれば」と胸を躍らせる。初黒星となれば、ボクサーとしての評価はより懐疑的になるだろう。
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