マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ(977981)Internet Explorer の脆弱性により、リモートでコードが実行される公開日: 2009年11月24日 | 最終更新日: 2009年11月24日
Internet Explorer に存在する新たな脆弱性が報告され、マイクロソフトはその報告を現在調査中です。このアドバイザリでは、この問題に対する回避策および問題を緩和する要素とともに、影響を受ける Internet Explorer のバージョンに関する情報を提供しています。 マイクロソフトの現在までの調査で、すべてのサポートされているバージョンの Microsoft Windows 上の Internet Explorer 5.01 Service Pack 4 および Internet Explorer 8 は影響を受けず、Microsoft Windows 2000 Service Pack 4 上の Internet Explorer 6 Service Pack 1、サポートされているエディションの Windows XP Service Pack 2、Windows XP Service Pack 3、Windows Server 2003 Service Pack 2、Windows Vista、Windows Vista Service Pack 1 および Windows Server 2008 上の Internet Explorer 6 および Internet Explorer 7 は影響を受けることを確認しています。 この脆弱性は Internet Explorer の無効なポインター参照が原因で起こります。CSS/Style オブジェクトが削除された後でも、特定の状況でそのオブジェクトにアクセスすることができる可能性があります。特別な細工がされた攻撃で、解放されたオブジェクトにアクセスしようとしている Internet Explorer が攻撃者が提供したコードを実行する可能性があります。 マイクロソフトは、現時点で Internet Explorer 6 Service Pack 1 および Internet Explorer 7 に対しこの脆弱性を悪用しようとした攻撃を確認していません。マイクロソフトは引き続き脅威の環境を監視し、この状況に変化が生じた場合、このアドバイザリを更新する予定です。この調査が完了次第、マイクロソフトは、お客様を保護するための適切な措置を講じる予定です。これには、マイクロソフトの月例のセキュリティ更新プログラムのリリース プロセス、またはお客様のニーズにより、定例外のセキュリティ更新プログラムを提供する場合があります。 マイクロソフトは、パートナーがお客様にさらに幅広い保護を提供するために使用できる情報を提供すべく、Microsoft Active Protections Program (MAPP) (英語情報) および Microsoft Security Response Alliance (MSRA) プログラムで積極的にパートナーと協力しています。さらに、積極的にパートナーと協力しながら、脅威全体を監視して、この脆弱性を悪用しようとする悪質なサイトに対して措置を講じます。 マイクロソフトはお客様が引き続き、「コンピューターを守る」のガイダンスに従い、ファイアウォールを有効にし、すべてのソフトウェアの更新プログラムを適用し、ウイルスおよびスパイウェア対策ソフトウェアをインストールするよう推奨しています。詳細情報は マイクロソフト セキュリティ At Home をご覧ください。 問題を緩和する要素:
概要リソース:
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