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「高校三年生」などの作詞家、丘灯至夫氏死去

2009.11.24 12:46
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「高校三年生」などの作詞家、丘灯至夫氏死去
死去した作詞家の丘灯至夫さん【フォト】

 「高校三年生」「高原列車は行く」などで知られる作詞家の丘灯至夫(おか・としお=本名・西山安吉=にしやま・やすきち)さんが24日午前4時2分、腎不全のため、東京都内の病院で死去した。92歳。葬儀・告別式は密葬として親族のみで行う。後日、お別れの会を開く予定。喪主は妻、ノブヨさん。

 福島県生まれ。18歳で詩人の西条八十に師事、作詞の道に進む。昭和17年、毎日新聞社入社。新聞記者のまま、24年、日本コロムビアの専属作詞家になる。

 「あこがれの郵便馬車」「高原列車は行く」「東京のバスガール」「山のロザリア」などのヒット曲を連発。38年には「高校三年生」などの作詞で日本レコード大賞作詞賞を受賞した。ほかに童謡の「猫ふんじゃった」、テレビアニメ主題歌の「みなしごハッチ」「ハクション大魔王のうた」など手がけたジャンルは幅広い。

 63年、勲四等瑞宝章受章。郷里の福島県小野町に丘灯至夫記念館がある。

歌手の舟木一夫さん

「『高校三年生』の生みの親(作曲は昨年12月に死去した遠藤実さん)が相次いで亡くなられてドラ息子だけが残っちゃいました。青春時代、丘、遠藤両先生にたくさんのヒット曲をいただいて育ちましたから、何だか自分の育ての親を失ったような気持ちです。この先も丘先生の作品群を大切に歌い続けていきたいと思います」



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