国会内で開かれた与野党国対委員長会談=24日午前 民主、会期延長を提案 幹事長会談呼び掛け民主党の山岡賢次国対委員長は24日昼、自民、公明両党の国対委員長との会談で、30日までの今国会の会期を12月4日まで延長する意向を表明した。焦点の日本郵政株式売却凍結法案も含めた審議促進と国会正常化に協力を要請。野党側は同月9日までの会期延長を提案し、折り合わなかった。 山岡氏は事態打開に向け、野党側の求めた党首討論開催に応じる方向で調整する構え。民主党の小沢一郎幹事長は山岡氏と会談し、与野党幹事長会談の開催を各党に呼び掛ける方針を決めた。 国会は、与党による中小企業金融円滑化法案の採決強行を機に混乱。24日朝から正常化を目指し断続的に与野党国対委員長が協議を続けた。 議員立法の肝炎対策基本法案や原爆被害者救済のための基金創設に関する法案については、成立に向けて努力を続けることを確認した。 野党側は外交・安全保障や「政治とカネ」をめぐる衆院予算委員会集中審議の開催や衆参両院での法案の十分な審議時間の確保も要求した。 集中審議について山岡氏は記者団に「通常国会で本格的に論議してほしい」と否定的な考えを強調した。 【共同通信】
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