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2009年11月23日(月) 19:15 |
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「陳情」で岡山県と民主党が対立
岡山県は予算獲得のため、例年この時期政府に対して「陳情」を行なっています。 岡山県は政権交代があったものの、例年通り東京へ陳情に行くとしていますが、一方民主党は陳情を県連へ一元化したい考えで、意見がぶつかり合いました。
要望は、例年は県関係者が東京の各省庁に予算獲得のため陳情を行うのと並行して、国会議員に協力を求める形で行われていたものです。 政権交代を受け、省庁への陳情を受け付けない民主党からの提案で、今回初めて岡山県内で開かれました。 岡山県が民主党政権に要望したのは、地方税財源の充実強化や47億円の負担となる子ども手当ての国による全額負担など30項目です。 民主党はこうした要望を県連が一括して党本部に上げることにしています。 しかし、石井知事は要望が届かない恐れがあるとして、今月26日、例年通り各省庁に直接陳情を行う予定です。 この対応に民主党が異議を唱えました。 結局、県も民主党も妥協点を見出せず、霞ヶ関への要望を行なうか中止するか決まりませんでした。 政権交代で地方自治体と政府の関係が大きく変化してきています。 民主党岡山県連では、今回の陳情に関して更に県と実務レベルで協議していく方針です。 来年度予算の編成は、政権交代後の国の方向性を問われるものと言われます。 そうした中で、地方がどのような格好で予算を組むのか、手探りの部分も多いようです。
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